「四日市」の水谷和尚
先月
「いなべ」の和尚さんと別れると
私は速やかに「四日市」に入った
そして
水谷和尚を酒を使い酔わせ
「いなべ」の和尚さんから頂いた金子の一部をひっぱりだし
水谷和尚に
「和尚さん、私の画を描いて下さい!これはわずかですが、お供えをさせて下さい!」と、言い、強引に確約させた
酒はものをいう
私なども何か書いてくれと言われたら
書けない
その心情の機微は難しい
私はテロリスト心境で酒を使い
そして、大阪商人ふうにしゃべり
水谷和尚を「いい感じ」にさせてから
「似顔絵」を確約させたのである
後日
LINEのやりとりでも
催促してるふうを一切見せず
「和尚さん、いなべは最近どげな感じですか?
ああ、そうですか
画に関しては全然、いつでもいいですので」
という、LINEを
何度かした
拙僧、齢、今年39歳
30代最後の年である
「人生」とよばれる旅の思い出
「似てない」
「カッコよすぎる」
と、苦情をちらほら聞くが
水谷大和尚は
リアリズム、写実の観点で筆をとったのではない
苦情は「四日市」の水谷和尚まで
ちなみに落款は、私のオヤジが作った。