アメリカ人はレイバンのサングラス

( 許可を得て撮影しました)

今日はお寺で納骨が一件ありました

施主さんの妹さんは日本人だが

アメリカに住んでおられる

本堂でお経が終わり

皆様、外へ出ると

すぐに妹さんは

レイバンのサングラスをかけた

納骨の時、妹さんは私に

「和尚さん、写真をとってもいいですか？
アメリカにいる娘に見せたくて」

「はい、どうぞ」

私が骨壺から遺骨を取り出し
納骨する姿をパシャパシャと撮りはじめた

納骨が終わり書院で
御当家さんとお茶を飲む

少しだけ
仏教の話しをする

そして、話しが終わると
すかさず

「あの、やっぱりアメリカ人は
レイバンなのですか？」と、
私はきいた

「あら、和尚さん目ざとい
見ていたんですか」

私はレイバンのサングラスを触らせてもらった

「かけて下さい」

妹さんがメガネをかけた瞬間

「さっきはたくさん私の写真を撮って下さりましたので、そのお礼です」

と、私は言って パシャリと写真を撮らさせて頂きました

(アメリカにいる26才の娘さんが
納骨に立ち会いたかったみたいで
その事により納骨風景を撮影なされた)

(以前、妹さんに
死ぬ時はもう、
アメリカに骨を埋めるのですか？
と聞くと

まさか、
死ぬ時は日本の施設で死にたいです。
日本のご飯を食べながら死にたいです)

と、答えられた