「京都」山城八幡(やましろ やわた) 「たんでんあん 慶俊」

慶俊(けいしゅん) …しゅんさんのブログ

雲水(うんすい)

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雲水とは

行雲流水
(こううんりゅうすい)

から、きている


だいぶ記憶は曖昧になっている

修行道場

【僧堂】そうどう


入門日

私は修行僧のいでたち

雲水の格好をしている

朝の7時ぐらいだったか

頭にはあじろ傘
足はわらじを履き
脚絆を巻いている


山門をくぐる前にあじろ傘をとり

玄関へ

私は38年間しか生きていないが

この時が人生で一番怖い時であった

玄関に入ると、私は教えてもらった通りに

低頭(土下座すること)しながら

ばかデカイ声をだし

「たのーーーみまーーーしょーーー」

と叫んだ

すると

中から

「どーーーーーれーーーー」

私は低頭しながら

1枚の封筒を置く

中には

・入門願書
・履歴書

が、入っている

自分がいてるお寺
師匠の名前を言った後に
その弟子「慶俊」と言い

道場の入門の許しを請うた

すると中から出てきた修行僧(雲水)が

しばらくお待ちをと

封筒をもちどこかえ消える




私は低頭しているのでまわりは見えない






しばらくすると

修行僧が戻って来られ

「ただいま当道場は満衆につき」と

断られるのである



内容は


京都には各本山僧堂

妙心寺

大徳寺

天龍寺

南禅寺

それらの【僧堂】そうどう
があるではないか

それに

八幡には

【円福僧堂】えんぷくそうどう

があるではないか

と、言って頂き

「どうぞ足下が明るいうちにそちらへおまわり下さい」

と、入門願書が入った封筒を突き返される





これで

いよいよ

臨済宗の僧堂

【庭づめ】にわづめ

の始まりである



えいえんと玄関で低頭しなければいけないのだ


ずっと玄関で低頭している


頭を下げているので

まわりは見えない